インテリアグリーンとして大人気のフィカス ベンガレンシス。
丈夫で育てやすいのが特徴ですが、大変なのが植え替え作業。
数年に一回の作業ではありますが、重たいし、せっかく順調に育ってきたのにもし枯らしてしまったらどうしよう。。
植え替えっておっくうですよねぇ~。
しかーし、いつもお部屋で癒しをくれるベンガレンシスのために、勇気を出して植え替えをしてあげましょう!
本日は、フィカス ベンガレンシスの植え替えに必要な情報をお伝えしていきます!
フィカス ベンガレンシスは植え替えは、そもそも絶対なのか?
すくすく生長するベンガレンシスは、根っこも土の中でどんどんと広がります。
そのため鉢で育てている場合は、必ず植え替えが必要です!
植え替えをしないと、鉢の中は根っこでパンパンな状態になり、
①酸素が不足 ②根が腐る ③枯れる
また土の中の養分も不足しますので、生長が止まったり、葉っぱの色がどんどん悪くなってきたりします。
タイミングがやって来たら植え替えてあげましょう!
フィカス ベンガレンシスの植え替えにベストなタイミング
植え替えタイミングとしてよく言われるのは購入から、1年~2年に一度。
でもショップで販売されている鉢だって、いつ頃植え替えされたものかは分かりません。そんな時は、根っこの状況からも判断ができます。
土の表面から根っこが見えてきたり、こちらの写真のように鉢底から根が飛び出してきたら植え替えのサインです!
鉢中が根っこでいっぱいになってますので、早めに植え替えをしてあげましょう。
フィカス ベンガレンシスの植え替えは何月がいいの?
4月~10月がベストです。
なぜこの時期がいいかというと、フィカス ベンガレンシスの生長期が4月~10月だからです。
植え替えした時に根が傷つくので少なからず、「植え痛み」が発生します。
生長期であれば、この「植え痛み」の回復がすぐに行われるため、ダメージを最小限に抑えることが出来ます。
そのためフィカス ベンガレンシスの植え替えは、この時期がベストという訳です。
11月~3月の寒い時期はフィカス ベンガレンシス生長が停滞しますので、植え替えはせず、あたたかくなるのを待ってから植え替えをしてあげるのがおすすめです。
「ひとまわり大きい鉢に植え替えしましょう。」の意味
フィカス ベンガレンシスは、ひとまわり大きい鉢に植え替えてあげる必要があります。
これは植木鉢のサイズを1号大きくしましょうという意味です。
植木鉢のサイズ「号」について、少し詳しく知りたい人はこちらも参考にどうぞ!
なお注意する点は、大きすぎる鉢に植え替えるのはNGという点です。
土の量に対して根っこ量が少なくなるので、こんなことが起きます。
①水を吸い上げる力が足りない②鉢中の土がなかなか乾かない③根腐れする
恐ろしいですよね。。
また、根が鉢壁にぶつからないため、鉢の真ん中には結果的に根が張らず、無駄なスペースを作るだけになってしまう場合もあります。
要注意です!
「どうせならすごい大きい鉢にしておけば、あとあと楽じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも焦らずに適切な大きさの鉢に植え替えてあげましょう!
【土づくり】フィカス ベンガレンシスに適した土のレシピ
フィカス ベンガレンシスは水はけのよい土を好みます。こんなレシピが簡単でおすすめです!
【材料】
赤玉土(小粒) (土全体の60%)
腐葉土 (土全体の40%)
【作り方】
大きなバケツや容器に材料を入れしっかり混ぜ合わせる
以上
なお土を混ぜ合わせる際には、通称船(フネ)と言われる容器を利用すると、大量な土づくりも簡単にできます!
フィカス ベンガレンシスの植え替えの手順
植え替えの手順は以下のようになります。
- 固くなっている土をほぐしながら鉢から引き抜く
(※根を極力傷つけないように注意) - 根っこに付いている土を手で優しく取り除く
(※ある程度取れれば大丈夫) - 古くなっている根っこは切り落として整える
(※自信が無ければやらなくても大丈夫) - 新しい鉢に土を半分入れる
(※鉢底には鉢底石を入れる) - ベンガレンシスを鉢に突っ込む
(※根を傷つけないように優しく) - 周りから土を入れ整えていきます
(※土入れを使うと土が入れやすい) - 最後は水をたっぷりとあげましょう!
フィカス ベンガレンシスの植え替えする時の注意点
植え替えて1~2ヶ月の間は肥料を与えないようにしましょう。植え替え直後は逆に負担をかけてしまいます。
また、ベンガレンシスは幹の樹液に気を付けましょう。肌が弱い方は、手がかぶれてしまうことがあります。
また、ゴムの原料となる成分が含まれていますので、ラテックスアレルギーがある方は注意しましょう。
もしも樹液が手についてしまった場合はしっかりと手を洗いましょう。
植え替えは大変です。でも丈夫で長生きのフィカス ベンガレンシスと、長ーく付き合っていきましょう。本日もご来園ありがとうございました。
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