こんにちは。 【特集】暗めの場所で植物を育てたい。おすすめの植物育成用ライトの第2回。本日は、光の色の違いから植物育成用ライトについて考えてみようと思います。
植物育成用のライトは思った以上にいっぱい種類があります。ライトの色もピンクっぽい商品が目立ちますが、中には白っぽい色のものもあります。いったい何色を買えばいいのでしょうか?一緒に考えてみましょう。
【植物育成ライト選ぶ前に】光合成を思い出す
「光合成」のおさらいを簡単にしましょう!
植物は成長に必要なデンプンなどを自らつくりだします。
「工場」となるのは緑色の物質の葉緑素。
「原料」となるのが二酸化炭素と水。そして「エネルギー」となるのが光です。
この「原料」と「エネルギー」が豊富にあると、植物はデンプンを体内に蓄積し、酸素を空気中に放出することができます。
実は地球上の酸素はすべてこの光合成によって出来たんです!やはり植物は偉大ですね。
植物が光合成に使うのは可視光線
次に光の色について!理解しましょう!
光は電磁波の一種ということご存知でしょうか?
電磁波は波打って空気中を広がっていくもので、ラジオの電波などと光は同じ仲間になるのです。そして、その中でも目に見える波長のものがいわゆる「光」で、可視光線といいます。
植物が光合成に使えるのはこの可視光線だけ、不可視光線と言われる目に見えない光「紫外線」「赤外線」などは光合成に利用できません。
【植物育成ライト選ぶ前に】 光合成には赤色と青色の光が大事
さらに可視光線の中でも、植物はおもに青色(400~500nm)と赤色(600~700 nm)の領域を光合成に利用することが分かっています!
葉っぱが緑に見える理由は、青色、赤色に比べ緑色の光が植物に吸収されにくく、反射するからなんですね!
さて話を植物育成ライトに戻しましょう。
そういわれてみれば、ライトのラインナップは赤系の色のものが多い気がします。
Amazon植物育成ライトの一覧ページ光合成をするうえで、「赤の光」はとても効率が良く、植物の成長にとって非常に重要な光の種類になります。
また、「青の光」も、葉を大きくしたり、茎を太くしたりといった形態形成にとって重要な役割を果たします。
私が調査した限り、赤の光と青の光の適切な量のバランスは、発芽、開花、生育期などタイミングによっても違うようでした。
また植物の種類によっても適切なバランスは異なるようでが、少なくとも成長期には青色より赤色が多めの割合がより適切なようです。
白色LEDでも大丈夫!
ということは白色はダメなのでしょうか?
実は、白色LEDは青色の波長を含んでいるんです!
青色に黄色を混合したり、青色に赤、緑を混ぜたりすることで、光を白に見せる仕組みになっているそうです。
光の3原色の真ん中は白になる原理ですね!
よって、LEDの植物育成用ライトの選択は、赤色は必須。プラスで青色もしくは白色この選択で問題は無いと思われます。
【結論】植物育成ライト『IKEA(イケア) VÄXER ヴェクセル』を選んだ理由
私が最終的に選んだのはこちらの商品です!
▼IKEA(イケア) VÄXER ヴェクセル(Amazon)
赤と白のLEDで構成されており(もう少し赤多めが本当はいいのですが・・・)
また、W(ワット)数も10Wということで、1日12時間使っても年間1,270円の電気代で済みそうです。
また本体価格も非常にお安いのが魅力的です!
(さらに、さらに。IKEAで買えば、税込で999円みたいです!!)
さすが、世界のIKEAさんですね!
我が家ではまずは、こちらを試しに複数個設置して様子をみてみようと考えています。
この、IKEA(イケア) VÄXER ヴェクセルについては実際に設置したら、レビュー含め、またコラムにまとめさせていただければと思います!乞うご期待です!
電気代の計算が気になる方は、「Wの巻」もぜひ参考にしてみてください。
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