種類多すぎ植物育成ライト。W(ワット)数からの選択の巻

植物育成用ライト

こんにちは。

特集】暗めの場所で植物を育てたい!おすすめの植物育成用ライト

本日は、W(ワット)数の違いから植物育成用ライトについて考えてみようと思います。

植物育成ライトの購入を考えた私は、最初にAmazonを見てみました。そして、思った以上にいっぱい種類があることに驚きました!

Amazon植物育成ライトの一覧ページ

まず気になったのは、商品名に書いてあるW(ワット)の数値の違い。5W・27W。挙句の果てに1000W・1200Wっていうのもありました。

愛する植物のためにここは一番高いワット数にすれば間違いないのか?だって、高Wならすごく明るいんでしょ? いやいや待てよ、ここは無難に100Wくらいか?じゃあ、5Wって?実は、電気代が地味にかかるの?

お恥ずかしながら、私はW(ワット)について理解できておりませんでした!ここは恥を捨て、W(ワット)を知るところから始め、適切な植物育成用ライトにたどり着きたいと思っています。

「W(ワット)」は消費電力。〇〇Wで分かるのは電気代

園長
園長

何事も基本から学んでいきましょう!

Amazonの植物育成ライトの多くの商品名には「W」数が入っています。この数字で何が違ってくるのでしょう?

それは電気代です。

ではここで、電気代の計算方法を整理しましょう。

電気代は1kWhで〇〇円で計算をします。

これは、1000Wの電力を1時間利用したら〇〇円かかりますよという意味です。ちなみに我が家は、1kWhが段階に分かれるタイプでしたが平均すると1kWh29円くらいでした。

つまり、例えばこの1000Wの植物育成用ライトを10時間使うと、290円の電気代かかるということになります。

▲植物育成ライト 1000Wタイプ

でもW数が高ければ光は明るいんでしょ?一緒じゃないの?

そんな気がしますよね。でも、そうではないんです。

ほぼ同じ明るさの白熱電球と、LED電球を使用した時の消費電力比較すると、白熱電球は60wに対して、LED電球は7.3w程度!

LEDと白熱灯で光の雰囲気は異なりますが、同じ明るさでもLEDの方が52.7W少なくて済むんです。なるほど、LEDは電気代がお得な訳ですね!

  • 「W」は光の強さではない
  • 「W」は消費する電力を表す単位
  • 「W」で電気代がわかる

まずは、このW(ワット)の基本を理解したうえで植物育成用ライトを検討していきましょう。

植物育成ライトを一日何時間つけっぱなしにしたらいいのか? 

では、植物育成ライトは一日何時間つけっぱなしにしてあげるべさきなのでしょうか?

一日12時間つけっぱなし!

私はこれでいってみたいと思っています。

ちなみに。この1日の必要照射時間に関してですが、実は賛否両論。商品によっても記載などが異なっておりました。

パターン①最低12時間以上を推奨
パターン②発芽段階:15~18時間 開花段階:12〜14時間 成長段階:15時間~18時間
パターン③3時間、6時間、12時間でタイマー切り替えができる商品
パターン④時間の記載なし

あるサイトでは1日3時間だけでも、いい結果が出たというお話もありました。また、ある大学の調査では24時間つけていい結果が出たというお話もありました。

また、多肉植物で3日ライトをつけっぱなしにしたら葉焼けしてしまった、という体験記事を投稿されている方もいらっしゃいました。

植物の種類によっても違いがあるようで、野菜、多肉植物、塊根植物での体験レポートはいくつかありましたが、一般的な観葉植物に適した時間は今一つよく分かりませんでした。

さらには、「就眠運動」と言われる植物の眠りついては今後解明されていくテーマになっているようです。

この発見によって、ダーウィン以来の謎であった植物の就眠運動現象の理解も大きく進むことになります。

東北大学 上田実教授の研究

じゃあなんで12時間って決めたの?

私が12時間を決め手にしたのは、 日本植物生理学会の以下の記事でした。

・太陽光にエネルギーを依存する光合成生物にとっては、一日のうちの明暗のサイクルに適切に反応することが適応上きわめて重要 ・暗期をなくすと、健全な成育を果たせなくなると考えるべき。

暗期をなくすと、健全な成育を果たせなくなると考えるべき

一般社団法人日本植物生理学会

『結局なるべく自然がいいのかな?』そう思ったからです。

今回私は室内の明るい場所で問題なく育ってきた観葉植物を対象に照射します。そこで住んでいる東京の平均的な日照時間である12時間に決めました。

また、完全に真っ暗な部屋というわけではなく、窓から少しだけは光が差す場所に設置するという点も、12時間あれば充分ではないかという結論至った理由のひとつです。

また結果も追ってご報告をさせていただきたいと思っています。

※その後14時間照射にプラン変更しました!12時間だと部屋が暗い時間が少し長すぎるように感じたからです!設置する場所の明るさによって、最終調整が必要になってきそうです!

なお、花が咲く植物は考え方が違ってきます。例えば、日照時間が短くなると花が咲くキク、コスモスなどの短日植物などの場合はもっと綿密な計画が必要になると思われますので、別途確認された方がいいかもしれません。

LEDの植物育成ライトで年間の電気代が15万円越え!!

仮に、この1,200Wのライトを使用し、1日12時間だとした場合、電気代はいくらなのでしょうか。

電気代は年間なんと15万円越え!!

経済的だと言われるLEDですが驚愕の電気代でした。本体10,000円くらいにも関わらず恐るべし。

ちなみに、電気代の計算方法は先ほどご紹介した通りですが、めんどくさい方はこちらで計算することができます。

【電気料金計算】 ←電気代が簡単に計算できるサイト!

塊根植物の発芽もいずれやっていきたいと考えております。その時には、こういった本格タイプもまた検討させていただくとして、今回はもう少し電気代が安いもので検討していきたいと思います。

観葉植物の植物育成ライトは電球タイプで決まり!

太陽のような光「SINJIAlight

電気代を理解したうえで、今回はLED電球タイプの植物育成用ライトを選択したいと考えています。理由を少しまとめてみました!

  • LED電球タイプは6W・10Wなど低W(ワット)の商品が多い。
  • 本体価格も安価なものが多い。
  • 複数個取り付ければ、広範囲を照らすこともできそう。
  • 植物を個別に照らすことで、照らしムラを少なく出来そう。
  • 蛍光灯タイプだとすると、複数の観葉植物を個別に照らすことができない。
  • もし、適合しなかった時に、別の電球で再チャレンジできる。

でも、電球タイプにしたら別途取り付け器具が必要になってしまうんじゃないの? 確かにその通りで、電球を取り付けるソケットや電源を供給する器具の購入が必要になってきます。

しかし、ランニングコストで月1万円以上かかると考えたら、器具の方が安いのではないかと思います。しかも、LEDは寿命も長いため、一度器具を取り付けさえすれば10年以上そのままで大丈夫です。

▼照明器具はこちらを採用しました!

なお電球タイプにもさらに選択肢がいろいろとありそうです。見た目でも赤色?青色?白色?このあたりの選択は、また次回検討していきたいと思っています!

園長
園長

世界の食糧危機も救うかもしれない植物育成ライト。これまで、置けなかった場所に観葉植物を設置し、もっと多くの人の心を癒してくれる手助けをしてくれるといいですね!本日もご来園ありがとうございました。

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